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Die erste Europa-Tournee von Ningen Isu (7) Live in Bochum

こんにちは。ともたろです。
ベルリン滞在を終えて、今日は長距離電車移動の日になります。
移動開始時間を遅めに設定したので、睡眠もたっぷりとれました。
水まわりの爆音に悩まされた安ホテルとも、今日でお別れです。
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ベルリーナーとも、ベルリン最終日にようやくめぐりあえました。
まあ呼び方が違うだけで、全国どこでも買える菓子パンですけどね。
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ベルリンからボーフムへ。
ドイツ版新幹線ICEに乗り、4時間弱かけて移動します。
乗換もないし指定席はあるし、この移動は大したことなかったんですが、
ボーフムについたら、涙涙のドラマがたくさん待ちかまえていました。

1.クレカ事件(ボケた画像はボーフム中央駅)
手持ちの現金が少なかったため、ボーフム中央駅構内のATMで現金を
おろそうとしたところ、カードが引っかかってとれなくなった事件。
通行人をまきこみ、二か所のコールセンターに電話をかけまくり。
電話口で30分の直接指導をうけた末、なんとか取り戻しました。
この30分間は冷たい汗が流れて、震えがとまりませんでした。
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2.宿にチェックインできない事件
宿泊先はいわゆる民泊で、中央駅の隣駅にあったんです。
この駅は電車で1駅1分。近いと思っていたら、本数の少ないこと。
閑散とした駅前の様子をみてください。夜は真っ暗の闇夜でした。
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宿の建物はすぐ見つかったんですが、問題は中に入れないこと。
「着いたよ」と宿主さんに電話をかけないと、入れないらしいんです。
でも電話がつながりません。入口の前に30分は立っていたでしょうか。
宅配便がきて宿主さんが顔をだしたため、ようやく助かりました。
もう、こういうわかりにくい民泊はやめてくれ~~~(涙)
ボーフムでの事件はさらに続くのですが、最後に公表します。
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子だくさんの外国人らしき宿主さんは1階に住んでいました。
私が宿泊する部屋は、同じ建物内の3階にありました。
まあ見てくださいよ。この広々とした贅沢スペースを。
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ベッドルームが2部屋もあったんですよ。
こちらは3つもベッドが入っている大部屋。
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こちらは1ベッドの小部屋。
悩んだ末にこっちに寝ましたけどね。貧乏性なもので。
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しっかり料理できる広いキッチンがついていました。
宿主さんに「キッチンは使ったら掃除していってくれ」
と言われたので、ここでは水も流しませんでしたけどね。
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シャワーだけは、いつものドイツ仕様。
ベルリンがひどかっただけに、天国に思えましたけどね。
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荷物をおいたあと、私は急いで中央駅まで戻りました。
そして日本から追っかけてきたファンの2人と合流したのです。
そして3人分の「ボーフム1日乗車券」を購入。
すでに16時を過ぎていたため、急いでバスに乗って、
郊外にあるライブハウスの下見に出かけました。
ボーフム中央駅から15分くらい走ったでしょうか。
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バスはどんどん中央を離れて、郊外に出ていきます。
宿主さんに「バンドの追っかけで日本からきた」と告げたとき笑われました。
バス停について質問したとき「普通はタクシー使うよ」と呆れられました。
でも私たち視察団は、忠実に(最安)公共交通機関を使って移動します。
民家は途切れ、街灯もないので、どんどん不安になっていきました。
正直言って、ここは夜に女一人で来る場所じゃあーりません!
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ライブハウスの名前は「ツェッヒェ(炭鉱)」といいます。
ここらへんは、19世紀に炭鉱町として栄えた地域だからです。
古い機械工場を再利用したライブハウスは、80年代に開業しました。
ここならいくら爆音を出しても、周囲に迷惑をかけませんからね。
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こんな遠くに、本当にファンが集まってくるのでしょうか。
リハ音の漏れるライブハウス前で、それっぽい人が数名
うろうろしていたので、正直ちょっと怖かったです。
私たちはUターンしてバスに乗り、中央駅に戻りました。
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時刻は17時すぎです。食事担当官(自称)の私の提案で、
ドイツレストランで夕食をとろうということになりました。
ところがボーフムは、どちらかといえば労働者の町。
外国料理店ばかりで、生粋のドイツ料理店が少ないのです。
野生の感をたよりに、駅にわりと近いレストランを選んでみましたが、
このお店…メタルTシャツの人間が入店していいのでしょうか。
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1872年、パン屋として営業を始めたこの店舗。
第一次大戦中に、産婆のヴィティヒ夫人が買い取って、
夫人の死後は、その娘たちが飲食店の営業を引き継ぎました。
現在もその子孫たちが経営を続けているそうです。
写真はありませんが、店内では若くてかわいい店員さんが、
歴史的なメイド服を着ているのです。びっくりしました。
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このお店で私たちは伝統的なシュニッツェルを頂きました。
「この2人、無理に連れてきて大丈夫だったかな」と感じていたのですが、
料理が運ばれてくると、2人とも喜んでくれてテンションアップ。
お肉を全部たいらげてくれたので、私も嬉しかったっす。
ライブに向けて、パワー充電できたかな?
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そして、いざライブ本番です!
彼らと知り合って、本当によかったです。
私1人では、ここにはとても来れませんでした。
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ギリギリに着いたため、ホール内はたくさんの人であふれていました。
ベルリンよりホールが狭いため、客の人数はベルリンより少ない印象です。
私はベルリン会場で、ヨーロッパツアーTシャツを1枚購入していました。
ですから物販コーナーには寄らなかったんですが、物販もかなり混んでいました。
でも何より強く感じたことは、「ここは日本人があまりいない…ドイツ人だけ」
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ボーフムでは、ベルリン同様ステージ前に詰めてポジション取り。
ドイツ人は背が高いので、のっぽさんの後ろだと悲惨ですから。
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モーターヘッドのレミータイプのゴリゴリメタラーが多かったです。
「今どきスギちゃんしか着てないでしょ」という袖なしGジャンに
メタルパッチをびっちりと縫い付けた骨太のお兄さんたちが、
ぼさぼさの長髪を振り回して人間椅子を求めているのです。
どこかから勝手に頂いてきたイメージ画像を貼っておきますね。
そうそう、こういう人たちよ!(ごめんなさいね)
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お兄さんたちは、そろいもそろって汚い髭面…
小ぎれいな日本男子には、決して見られないものです。
彼らがみなステージに向かって拳を振り上げ、叫んでるんですよ。

シャバダバディア~
シャバダバディア~
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大都市ベルリンと地方都市ボーフムの客層の違いは
アンコールのときに明確化したと私は感じました。

ベルリン「Ningen-Isu、Ningen-Isu!」
ボーフム「Zugabe, Zugabe!(アンコール、アンコール)」
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今の日本人ってライブで「アンコール!」って叫びますか?
私は80年代に西ドイツでコンサートに行ってましたけど、
当時からすでに「ツーガーベはダサい!」と感じてました。
でもドイツ人メタラーは、まだこの伝統的呼びかけをしてるんですね。
太いアニキ声のアンコールを聞いて、涙が滲むほど感動してしまいました。
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ボーフムの客層は、マジに生粋のドイツメタラーが多かった。
私は前に詰めていたので、後ろの様子がわかりませんでしたが、
ライブの途中に背中にバンバンぶつかってくる人たちがいました。
そう、このボーフム会場は「モッシュの渦」だったらしいのです。
たしかにベルリン会場でも「モッシュ」は見られたらしいけど、
ボーフムのほうが、「モッシュの渦」はより激しかった模様。
おとなしく椅子を聴いている聴衆が多い日本では、考えられません。
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人間椅子のメンバーも「ボーフムの異常な熱さ」は感じていたみたい。
ボーフムでは、他会場よりアンコール曲を1曲多く演奏してくれたんです。
三会場でヘビーチューン「ナマハゲ」を共通アンコール曲に選んでいたんですが、
ボーフムだけは「ナマハゲ」に「ダイナマイト」を追加して幕を閉めたんです。

さらにね、ボーフムのライブ終了後にこんな奇跡が起こったんです。
「ん?なんか鈴木さんが近いな。なんでここに座るの?」と思っていたら。
(この角度からの写真、けっこうお宝だと思いませんか?)
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ボーフム会場全員との記念写真キターーーーー!!!!
後にも先にも、ヨーロッパツアーの集合写真はここだけ。
もう涙がちょちょぎれました。
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ライブ終了後、物販のお姉さんに「客数はどんな感じ」と聞いてみたら、
「今日は確実に多いほう。170は入ってたわね」と言ってました。
170人という観客数は、今の人間椅子にしてみれば少ないほうだと思います。
でも客の反応としては、おそらくヨーロッパ三都市の中で最高でした。

セットリストは、大都市ベルリンとロンドンでYoutubeの有名曲を中心に、
地方都市ボーフムでは疾走感のある曲中心に選んだ印象が残りました。
例えばテンポの落ちる「品川心中」は、ボーフムではやりませんでした。
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ライブ終了後、私たちは再びバスに乗って中央駅に戻りました。
長髪のお兄さんたちは、自家用車に同乗してきた人が多かったのかしら。
バスの中はそんなに混んでない印象でした。座って帰りましたから。

そして中央駅で、3人はロンドンの再会を約束して解散しました。
千葉県ファンさんは、私より2時間早い6時代の列車で英国に渡ります。
福岡県ファンさんは、なんと5時代の列車でベルリンに戻るそうです。
ベルリンから飛行機で飛ぶのか…まさかそんな移動法があったとは。
さらにそのあと、雨の中央駅でボーフム最後の事件が勃発します。

3.夜に電車がない事件
22時15分に解散、1駅戻るだけの電車が22時50分発(30分後)。
なのに「その電車はなくなりました」と電光掲示板に出ているのです。
なんでやねん…あえて郊外に安い宿を求めたのに、ここまで不便とは。
ということで、まさかのタクシーを使って宿まで帰りましたとさ。
ちゃんちゃん!

by frau_katze | 2020-03-17 02:48 | 旅 Reisen | Comments(0)


ともたろ/ frau katzeです。見ているだけで幸せになれるものを再び語り続けます。


by frau_katze

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